英語の論文を読むときに何が厄介かというと、英語で書かれていることでしょう。(当たり前)
特に医療系の論文は、日常生活になじみのない単語がたくさん出てきます。
英語が苦手な医療従事者が「英語の論文を読むなんてムリ・・・」とアレルギー反応を起こしてしまうのも仕方ないと思います。
そこでこの記事では、英語が苦手な医療従事者でも英語の論文を読めるようになる方法についてまとめてみました。
結論から言うと、「Google Chromeを使うと便利だよ」という話です。
Google ChromeとはWebブラウザの一種。
そしてWebブラウザは、インターネット上のウェブページの情報を画面上に表示するための閲覧ソフトのことです。
有名なブラウザとしては
などがあります。
最近、英語の論文をコピーして、わざわざGoogle翻訳にペーストして論文を読んでいるという話を聞きました。
しかしGoogle Chromeを使えば、わざわざGoogle翻訳にコピペする必要がないので、とても便利です。
まずはGoogle Chromeをダウンロードしましょう。
試しに話題の抗インフルエンザ薬ゾフルーザに関する論文を翻訳してみます。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30184455
ブラウザをGoogle Chromeにセットアップすると、赤丸で囲ったアイコンがURLの入力欄に出てくるので、押してみてください。
そうすると以下のようなポップアップが出てきます。
翻訳をクリック。
そうすると、英語で書かれた論文が、
こんな感じで日本語に早変わり!
しかも、ナチュラルな日本語!
ちなみにスマホ版を使う場合は、URLのところの翻訳ボタンを押すのではなく、画面下の・・・ボタンを押せば翻訳できます。
英語の論文を読む時は、アドオンを使うとさらに便利です。
アドオンとは、簡単にいってしまうとGoogle Chromeの機能をパワーアップさせるものです。
まずはGoogle翻訳のアドオンをGoogle Chromeに追加してみましょう。
Google翻訳 アドオンのページに飛んで、『Chromeに追加』をクリック。
これだけでアドオンを利用できます。
URLバーの横に赤丸で囲ったアイコンが出ていればアドオンを使う準備は整いました。
最後に設定だけしておきましょう。
Google ChromeのURLバーの1番右に、・が縦に3つ重なったボタンがあると思います。
まずはこれをクリック。
次に『拡張機能』をクリックしてください。
Google翻訳アドオンの『詳細』をクリック。
『すぐにポップアップを表示する。』をクリック。
この設定をすると、自分が選択した場所だけを翻訳できます。
例えば、こんな感じ。
「デフォルトの機能のままでも自動で全部翻訳されるんだからアドオンなんて使わなくていいじゃん!」
と思った方もいると思います。
たしかにGoogle翻訳はAIの力でここ2〜3年で飛躍的に進化しました。
しかし、それでもまだナチュラルな日本語にならないことがあって理解しにくいことがあります。
それを補うのがアドオンというわけですね。
「単語だけ翻訳する」とか「ワンセンテンスだけ翻訳する」という使い方をすることにより、より英語の論文が読みやすくなるのです。
以上、英語の論文を簡単に読む方法でした。
良い論文ライフを!
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